戦略ブログ sandhills’s blog

戦略論、経営戦略、戦略マーケティングなどについて書いていきます

欠席サポートのある塾、講座、スクールと、ない塾など

先日、母が亡くなって通夜、告別式に出席しました。そのため、ちょうどその日にあった半年間の講座に参加できませんでした。

その場合のその講座の対応は驚くべきものでした。

今月の講座ではサポートの音声はありません、というのです。

確か、販売時には、欠席してもサポートがついているので大丈夫、と勧誘していたはずです。

他のメンバーもそれ以外の回のサポート音声の少なさに、期待していたものと違う、と不満を言っていました。

ですから、多くの人が欠席してもサポートがついているから大丈夫、と信じてその講座に参加しているはずです。

しかしながら、今月はサポートはありません、という対応では、参加者も呆れるでしょうね。

金儲けのためだけにやっているのではないか?と勘ぐられてもしようがないでしょう。

ジェイ・エイブラハムは卓越の戦略を勧めていましたが、とても、講座参加者の保護者とは言えない対応でした。

こうした講座はいずれ衰退していくと思います。

半年とか1年間とかの講座に参加する場合は、必ずそのサポート内容を確認すべきと思います。講座の録画が見れるかどうか?あるいは、音声だけか?音声だけの場合、毎回何分程度の長さの音声がもらえるのか?音声すらもらえない場合があるか?

について完全に確認してから参加すべきでしょう。

でなければ、1回の参加費5万とか10万とかがパーになりますから。

最近、半年とか、10ヶ月とかの講座が増えているので、このような詐欺に合わないように気を付けましょう。

やりたいのに行動できないのは葛藤があるから

何かをしたいのに、行動できない、というのはよくあります。

例えば、

いい高校、いい大学に入りたいのに、勉強はしない

スポーツの大会で優勝したいのに苦しい猛練習ができない

あ時間を有効につかいたいのに、つい、漫画やゲームで無駄に時間を使ってしまう

給料を上げたいのに、上司に反抗して人事評価を下げられ、給料が上がらない

などなど

これらは、価値観が一貫していないために起こります。

例えば、いい高校、いい大学に入りたいのに勉強できない、という場合、勉強することで得られるメリットと、勉強しないことで得られるメリットが相反している可能性があります。

勉強すれば、いい高校、いい大学に入れますが、勉強するために、それまで楽しく過ごしていた時間が取れなくなる、というデメリットがあったとします。

すると、そのデメリットを受け入れてまで勉強する気になれない、ということになります。

その場合は、勉強するメリットと、デメリットを両立できる方法を考えます。

この部分は、意識で考えるよりも、無意識レベルで考えるのがよいです。

つまり、自分の潜在意識にお互いを成り立たせる方法を考えてもらいます。

すると、例えば、勉強が一区切りついたら、楽しく過ごす時間も取る、とすれば、両立可能だな、などと気づきます。

そうすれば、迷いなく、勉強に集中できます。

そのように、やりたいのにやれない、という場合は、やりたいことのメリットと、やらないことのメリットが矛盾して葛藤を起こすからできないわけです。ですから、この葛藤を解消してやれば何の問題もなく一直線に問題解決の道を進めます。

 

人生の目的は、カルマの解消 木村藤子さん

青森の神様、ヘビの神様として有名な霊能者の木村藤子さんという方がおられます。

彼女は、相談者を霊視(透視)して、問題点を正確に指摘するので有名です。

以前、飯島愛さんに対して、仕事を辞めると大変なことになる、と予言し、その後、飯島愛さんは引退したのですが、その数か月後飯島愛さんが死亡しているのが見つかりました。

その助言をしたにもかかわらず、飯島愛さんは、聞き入れませんでした。そのため予言どおり大変なことになってしまったようです。

他にも、大きなヘビが逃げ出してどこにいるかわからないときに木村藤子さんが透視して、駐車場にいるヘビを発見できたこともあります。この事件は新聞にも載り、それでヘビの神様という名前でも呼ばれているそうです。

その木村藤子さんがいうには、人生は、カルマを解消し、魂を磨くためにこの世界に来ているのだそうです。

つまり、皆何かのカルマを持っていて、それを解消するという使命を帯びてこの世界に来ているというわけです。

こういう視点を持つと、何か問題が起きたとき、この問題を解決できればカルマが1つ解消するはず、と積極的に問題解決に向き合えるのではないでしょうか?

問題が来た、キタキター、ラッキー、チャンスと問題を喜び、それを解決するためにいろいろ知恵をしぼって行動するようになると思います。

そういう意味で、問題はギフトです。カルマの解消のための絶好の機会なのですから。

何か問題が起こったら、またカルマが解消できる、ラッキーという感覚でその問題に正面から向き合い、根本的な解決を目指しましょう。

おそらく、自分の中に、問題を生み出す何かがあります。それを発見するには、退行催眠を受けたり、カウンセリングを受ける、リーディングを受ける、霊視してもらう、等が考えられると思います。

あるいは、コーチングを受けてみるのもよいかも知れません。通常のコーチングは、0以上のものをさらに上に引き上げるものですが、実存主義的統合的コーチングというのがあり、それであれば、マイナスからプラスに引き上げることも可能です。

この、コーチングにより問題を解決できた、目標が達成できた、という人は多いです。

悩んでいて、目標が達成できないよりも、コーチングを受けて、気づきを得て、改善を重ねていけば、本当に欲しいものが手に入ります。人生が変わります。

ぜひ、コーチングを受けることもご検討下さい。

コーチングについては、こちらのブログも参考になります。

マーケティング・コーチの新戦略

win-winではなく、第三の解を導くハーバード流交渉術

ハーバード流交渉術という本があります。2冊あって、1980年代に出版された本の中にイスラエルとアラブの交渉で成功した事例が載っていました。

これは、まともに交渉したら平行線になっていつまでも合意できないものを、お互いの本当に欲しいものを理解することで、第三の解を導きお互い合意に達した、ということです。

イスラエルもアラブもお互い自国の安全のために交渉しているのですが、絶対に譲れない線は微妙に違っていました。

そこで、お互いの絶対に譲れないこと同士を満たす条件を見出し、それにより、難しい交渉を合意に導きました。

つまり、まともにぶつかると正面衝突しますが、その本当の意図を探ると、第三の解が出せることがあります。

例えば、お酒屋さんで、客がまけろ、といい、店が定価でしか売らない、と言い張っていたら、いつまでも続くか、決裂することになります。

しかし、例えば、店がまけることはできないけど、このおつまみをおまけで付けることはできますよ、と言えば、客にとっては実質まけてもらったのと同じことですから満足してその案に乗ることもあり得るでしょう。

あるいは、店が次回の割引券を渡す、というのもあるかも知れません。

客側としては、じゃあ、2本買うからあれをおまけで付けてくれ、とか、交渉することもできるかも知れません。

もっと深いレベルでは、なぜ店は定価でしか売らないか、なぜ客がまけて欲しいのか?を探るのも手です。

店が定価でしか売らないのは、一度下げたら、値下げ競争になってじり貧になることが明らかだから、というケースはあり得ます。それはポリシーなのでちょっと変えるのは難しいと思います。その代わりに売れ残り品で賞味期限切れが近いものは無料でおまけの付けることは抵抗がないかも知れません。

客は、たまたまその日だけお金がなくて、次回は定価で買ってもいい、と思っているかも知れません。だとすれば、その日だけ何等かの理由をつけてまけてあげて、次回は定価で買ってもらうよう約束する、という手もあるかも知れません。

あるいは、その製品と同等の品質でより安い製品を紹介するのもよいかも知れません。他所のメーカーでたまたま特価販売中のものがあれば好都合でしょう。

つまり、交渉をする場合には、直接ぶつかるのではなく、なぜ、相手がそう言っているかの理由を探り、その本当の意図がわかれば、お互いが満足できる解が作れる、ということです。

それが、ハーバード流交渉術の基本の1つです。

日本大学の危機と予防法務

会社では、危機管理の一環として、予防法務という考えがあります。法を犯すことにならないように、事前に規則等を作って違法行為をやらないようにします。

例えば、残業し過ぎて過労死しそうな人が出るおそれがあれば、残業禁止デーを作るとか、でしょうか?

今回の日本大学アメリカンフットボール部の事件を見ると、真逆のような気がしました。

ギリギリまで悪いことをやる、という感じで、予防どころか、そんなものを作っても気にせずに破りそうな感じに見えました。

そういう場合、通常は、法務部員が教育をして、コンプライアンスを遵守するように教えるのですが、今回の人達には到底通用しなかったでしょう。もともと規則を守る気が全くない人たちですから。

儲けるには、他人と同じことをやっていたらダメだ、という人もいます。しかし、それが汚いことをしなければ儲けられない、という考えの場合もあります。詐欺をしなければ大金は儲けられない、などという発想です。

そういう発想になってしまうと、いかにして相手をだましてお金を搾り取るか?が目的になってしまいます。いかにして汚いことをやってお金を儲けるか?という考え方です。

そうして詐欺をしてお金を儲けたとしても、いずれ本性がバレ、誰もその人から買わなくなるでしょう。

そしたら永遠に新規顧客を集客し続ける地獄が待っています。

そうならないためにも、リピート客を増やすように、卓越の戦略をすべきでしょう。

つまり、顧客の保護者のような立場で、顧客の利益になることをやっていれば、リピートされるようになり、どんどん売上も上がるのではないかと思います。

目先の利益ばかり追い求めずに、長期を見据えたビジネス戦略を立てたいものです。

クリティカル・シンキング

MBAのコースの最初にクリティカル・シンキングというものを学びました。

これは、ざっくりいうと、「本当ですか?」と常に聞く、ということです。

例えば、ある会社が儲かっている、と言われているとします。「本当に儲かっているのですか?」と聞くと嫌がられますが、自分の内部で、本当に儲かっているのか?と疑問を持つわけです。

その会社の全ての事業が儲かっているかはわかりません。A事業部はドル箱になっているが、B事業部は何十年にも渡って赤字を垂れ流しているかも知れません。

それでも、全体としては儲かっていると言えるかも知れません。

あるいは、会社によっては、すごい借金を背負っているかも知れません。売上5000億円あるとしても、借金が3000億円位あると、いくら儲かっていても、金利の支払いでかなりの負担になっている場合もあり得ます。

あるいは、たまたま、不動産や株式を売却したのでその年だけ大きな副収入があったのかも知れません。本業の製品では赤字ギリギリかも知れません。

また、儲かっていると言っても、利益率が9割と言われる製薬企業のようにすごい利益率の場合もあれば、ユニクロのように薄利多売で儲かっている場合もあります。

ですから、一言で儲かっている、と言っても、詳細に見ていくと様々なパターンがあります。

要素ごとに分解することで、より正確に事象を理解できます。

そして、その会社が将来成長するか?については、その会社の理念、ビジョン、目的も重要と思います。

日本大学は日本でもほぼ最大の大学で、おそらく儲かっていると思います。しかしながら、暴力団と付き合いがあるという噂のある理事長や、暴力をふるう副理事等が権力を握っているようです。

そうすると、今は儲かっているとしても、今回のアメリカンフットボール部のように、傷害事件を起こし、ブランドが地に落ちれば将来的には儲からなくなる可能性もあります。

信用を築くには長い年月がかかりますが、信用を失うのは一瞬ですから。

そういう意味では、常に理念、ビジョンを確認し、原則に沿った経営をしていくべきでしょう。

自分が経営層にいる間だけ儲かればいい、という経営者が上に立つとその会社や大学はいずれ衰退してしまうでしょう。

 

フェラーリ等の高級車を最安値で購入できるディーラーの販売戦略

フェラーリ、ベンツ、アウディ、BMV、ジャガー、マセラッティ等の憧れの高級車を非常に安価で購入してオーナーになる制度があります。

フェラーリ、ベンツ等の高級外車を激安で購入できるシステム

 

これは、私の知人がやっているサーフカー(surfcar)というシステムで、波乗りするように、高級外車を3年毎に乗り換えるシステムです。購入するのでオーナーになれます。

3年後にディーラーが中古車価格で買い戻すことを前提として販売していることで、初期費用を極めて安く販売できるシステムです。

3年後に書い取る場合、外車の種類によっては、販売時の価格より高くなる場合があります。フェラーリ等は4000万円で売ったものが、1年半後には4500万円になっていたりします。

すると、ローンの支払い額が低く、あらかじめ買い取り契約をしていても、費用的にはペイするわけです。

このように、ビジネスモデルを練ることで、従来よりも極めて安い値段で販売してもプラスにできるわけです。

自動車販売では、残債をうまく処理することで、ディーラーも儲かり、購入者も非常に負担を減らすことができる、というやり方が可能です。

これらは、知恵を出せば誰でも頭の中だけで作れるシステムです。

今の販売システムしかないから買えない、と考えずに、もっと便利なシステムができるのではないか?もっと安くできるのではないか?と考えて知恵を出せば、革命的な販売システムができるかも知れません。

ビジネスとは、問題解決です。この外車販売方法は、もともとは、中古車が出てこないという中古車屋さんの問題を解決するために考え出されたものです。

それに加えて東南アジアの子供達の里親になるシステムも組み合わせているので、東南

アジアの子供達が人身売買されたり、学校に行けない、という問題も解決できます。

中古車屋さんや、東南アジアの子供達の問題を解決すると同時に、ユーザーにとっては、非常に安価な支払いで高級外車に乗れ、しかも、3年毎に新しい車に乗り換えられるというメリットもあります。

さらに、このシステムを考案した人もこのシステムで利益をあげることができます。ローン屋さんもここに絡むことで儲かります。

昔の近江商人のいう3方よし、ならぬ、4方も5方もがメリットを受けるシステムです。

問題を解決するのに、従来の発想の枠組み内で考えるのではなく、常に革新を考えることがこのようなイノベーションを生み出すのでしょう。