日本大学の危機と予防法務
会社では、危機管理の一環として、予防法務という考えがあります。法を犯すことにならないように、事前に規則等を作って違法行為をやらないようにします。
例えば、残業し過ぎて過労死しそうな人が出るおそれがあれば、残業禁止デーを作るとか、でしょうか?
今回の日本大学アメリカンフットボール部の事件を見ると、真逆のような気がしました。
ギリギリまで悪いことをやる、という感じで、予防どころか、そんなものを作っても気にせずに破りそうな感じに見えました。
そういう場合、通常は、法務部員が教育をして、コンプライアンスを遵守するように教えるのですが、今回の人達には到底通用しなかったでしょう。もともと規則を守る気が全くない人たちですから。
儲けるには、他人と同じことをやっていたらダメだ、という人もいます。しかし、それが汚いことをしなければ儲けられない、という考えの場合もあります。詐欺をしなければ大金は儲けられない、などという発想です。
そういう発想になってしまうと、いかにして相手をだましてお金を搾り取るか?が目的になってしまいます。いかにして汚いことをやってお金を儲けるか?という考え方です。
そうして詐欺をしてお金を儲けたとしても、いずれ本性がバレ、誰もその人から買わなくなるでしょう。
そしたら永遠に新規顧客を集客し続ける地獄が待っています。
そうならないためにも、リピート客を増やすように、卓越の戦略をすべきでしょう。
つまり、顧客の保護者のような立場で、顧客の利益になることをやっていれば、リピートされるようになり、どんどん売上も上がるのではないかと思います。
目先の利益ばかり追い求めずに、長期を見据えたビジネス戦略を立てたいものです。