戦略ブログ sandhills’s blog

戦略論、経営戦略、戦略マーケティングなどについて書いていきます

ミッション、理念、ビジョン、目的、目標の位置づけ

企業理念、ミッション、ビジョン、目的、目標は近い概念に見えますが、実際には順序があります。

理念やミッションがまずあって、それを実現した世界がビジョン、目的はミッションに近いですが、目標毎に目的があるので、目的と目標はセットと考えてよいと思われます。

つまり、

理念、ミッション

ビジョン

戦略

目的・目標

という順番ではないかと個人的には思っています。

そして、ビジョンを実現するためには、戦略(strategy)を立てることになります。

この戦略は、例えば、富士山に登る場合なら、どの登山口から登るか?というような選択を言います。戦術は、どんな装備を持っていくか、どこまで車で行って、どこから足で登るか?というあたりでしょう。

企業戦略で言えば、どんな事業ドメインに参入するか?が戦略、その事業をどういう戦術で売り上げを上げていくか?が戦術になります。

最上位概念にその企業の理念、ミッションがあり、その理念、ミッションを実現した理想の未来がビジョン、そのビジョンを達成するために、戦略を立て、戦術を駆使します。

最終ゴール(ビジョン)に加えて、マイルストーン的な意味で(中間的な)目標を設定し、その目標を順次達成していくことでゴールに到達できます。

目標にはそれぞれ目的があって、その目的は、最終的には企業理念、ミッション、ビジョンを実現するものであるべき、と思います。

そして、目的を深く掘るにはbig whyを考えればよいと思います。その目的のより大きな抽象的な理由、世界を変える理由のようなものをbig whyにすることで、目的が強化され、目標に向かって全力を出せるのではないかと思います。